型枠工事は、鉄筋コンクリートの建築物を建設するためには、必要不可欠な工事です。
設計図通りに建物を建てるためには、コンクリートを流し込む枠を作らなければなりません。
その枠が所謂(いわゆる)、「型枠」と呼ばれるものです。
型枠にコンクリートを流し、コンクリートが固まったら、型枠を取り外します。
ですので、型枠工事は大きく分けると、「組み立て」と「解体」の2つがあります。
設計図を基に、型枠用の加工図を作成します。
加工図を作ることで、各部分に必要な素材の寸法や形状、数量を把握。
完成後の仕上がりを左右するとても大事な工程です。
工程(1)で作成した加工図を基に、材料の加工を行います。
加工において注意することは、材料の無駄を防ぐこと。
効率を上げるため、工夫をしながら加工作業をしなければなりません。
工程(2)で加工をした材料を現場へと搬入します。
図面を基に、実際の現場に印をつけていきます。
一般的に「墨壺(すみつぼ)」と呼ばれる道具を使うことから、「墨出し」と呼ばれています。
※「墨打ち」と呼ぶ場合もあります。
墨出しを基に、加工した材料を組み立てていきます。
精度を高める為には、非常に大切な工程です。その際、材料を水平・垂直に組み立てることが大切。
型枠職人の技術が光る工程です。
前工程で組み立てた型枠にコンクリートを流し込む工程です。
流し込みを行うと、型枠には内部から強い圧力がかかります。
状況を注意深く観察しながら、打設を行う必要があります。
前工程(6)で打設したコンクリートが固まったら、型枠を解体します。
危険な作業ですので、ゆっくりと慎重に行います。
場合によっては数日間に渡って作業を行うこともあります。
作業が終わり最後の工程です。
片付けをし、材料を搬出します。
お客様への引き渡しが完了したら、型枠工事は終了です。
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